麻疹(はしか)

麻疹が疑わしい方は、受診前に電話連絡をお願いします

麻疹は麻疹ウイルスが原因で起こります。
感染力が強く、合併症を起こすこともあるとてもこわい病気です。
麻疹ウイルスは飛沫・接触感染だけでなく、空気感染するため、すれ違ったり同じ部屋にいただけでも感染することがあります。

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症状

はじめ2~4日は発熱、咳、鼻水、目やになど風邪と同じような症状です。
発症して4日目あたりで一度熱が下がりますが、半日くらいで再び高熱になり発疹が出現します。
発疹は耳の後ろ、首から出はじめ、全身に広がります。
その後も3~4日高熱が続きます。
7~9日目に解熱して、発疹は赤黒くなってから色素沈着を残して消退します。

治療

麻疹ウイルスに効くお薬はありません。
発熱、咳、鼻水などの症状に合わせたお薬を処方します。(対症療法)
肺炎や脳炎を合併した場合や重症者は入院して輸液や酸素投与などが必要になることがあります。

受診の目安

毎日体温のチェックをしましょう。 肺炎や脳炎を合併することがあるので、注意深くお子さんの様子を観察してください。
症状が悪化している、水分がとれない、いつもと様子が違うなどの場合は、医療機関へ電話で相談しましょう。感染予防のため、受診前に必ず電話で受診方法を確認してください。

家庭で気をつけること

  1. 外出 家で安静に過ごしましょう
    許可がでるまで外出はしないでください(感染予防のため)
  2. 食事・水分 お子さんの好きなものや食べやすいものを少しずつ与えてください。
    食欲がない場合、食事は無理をせず、水分を少しずつこまめにとらせてください。
  3. 入浴 高熱が落ちつき、元気になってきていたら、入ってもかまいません。

保育所・学校

学校保健安全法で「解熱した後3日経過するまで出席停止」と定められています。

予防接種

麻疹ウイルスに対する治療薬はありませんので、予防接種(ワクチン)による予防が最も大切です。
1歳のときと小学校入学前1年間の2回接種することで、麻疹を予防できますので、必ず接種してください。1歳になったらできるだけ早く接種しましょう。

監修者情報

及川 茂輝 院⻑

東京大学文学部大学院終了後、福島県立医科大学医学部に入学。その後、神奈川県立こども医療センター、国立病院機構横浜医療センター、横浜市立大学医学部付属病院での勤務を歴任。「あかちゃんとこどものために世界で一番よいクリニックを創る」ことを使命とし、育児に悩むお父様、お母様の気持ちに寄り添う医師として診療を行う。・日本小児科学会認定 小児科専門医
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医